家事の「分散」と収納の「迷子」をなくす。マンションで叶える、新しいカタチの暮らしかた

地価の高騰と建築費の上昇、そして専有面積の縮小が続くマンション市場において、大成有楽不動産が推進する新しい暮らしかた提案プロジェクト「yohack life(ヨハクライフ)」。生活者の声から導き出された「余白」というコンセプトをもとに、「空間」と「時間」、そして「ココロ」にゆとりを生み出す住まいづくりに挑戦しています。
今回は、そんな「余白(ヨハク)」を実現するために実装された2つの空間、「ランドリールーム」と「土間収納」にフォーカス。住まいと暮らしのSNS「RoomClip」のデータから見えた生活者のリアルな課題を、マンションという限られた空間にどのように落とし込んだのか。プロジェクトに携わるメンバーに、企画の背景や実現への想いを伺いました。
参加者プロフィール

大成有楽不動産株式会社
マンション事業部事業室(第一) 篠 大智
yohack lifeプロジェクト担当者。住宅事業の主に分譲マンションの商品企画・販売・引渡等の事業推進全般を担う。

RoomClip住文化研究所
主任研究員 水上 淳史
「RoomClip(ルームクリップ)」のデータをもとに住まいと暮らしの変化を研究。リアルな生活者の動向を伝える。
部屋干しの悩みと煩雑な動線を解決。洗濯家事を一つの場所に集約する「ランドリールーム」
共働き世帯の増加など、現代のライフスタイルにおいて「家事の負担軽減」は大きなテーマです。限られた専有面積のマンションにおいて、大成有楽不動産はあえて独立した「ランドリールーム」の設置に踏み切りました。

—— 「ランドリールーム」を企画されたきっかけについて教えてください。
大成有楽不動産・篠(以下、篠): 「家事は『しない』というわけにはいきませんが、もう少し省スペース化、省時間化を図れたら、家族の時間や自分の時間をうまく生み出せるのではないか、と考えたのが始まりです。まず、皆さんがどのように洗濯をしているのかプロセスを整理してみたところ、『洗う』『干す』『たたむ』『しまう』という4つの工程が、家の中でバラバラの場所で行われていることがわかりました。これがスペースや時間を余計に取ってしまっている原因だと気づいたんです。」

RoomClip住文化研究所・水上(以下、水上): 「共働き世帯や単身世帯は日中働いているため、夜に洗濯をする方が多いというデータがあります。そのため『部屋干し』が前提となるのですが、従来の間取りには洗濯物の室内干し専用スペースがないため、リビングの掃き出し窓のカーテンレールなどに干すケースが非常によく見られます。」
篠: 「そこで、その4つの工程を一つの場所、つまり『ランドリールーム』に集約したいと考えました。実現のポイントとして、まず乾燥機を標準設置し、その下に引き出しを設置してたたむ作業ができるスペースを設けました。たたんだものは、乾燥機下の収納やハンガーパイプ付きのトール収納にそのまましまえるので、時間の節約になります。取り込んだ洗濯物がリビングのソファに山積みになる、という事態を未然に防ぐことができるんです。」

水上:「お子さんがいるご家庭だと1日に何回も洗濯機を回すことがあると思うんですが、洗濯機のある場所から干す場所まで、重い洗濯物を何度も運ぶというだけで重労働です。洗濯のプロセスが家の中に分散してしまっていることが大変さのポイントの一つだったので、それが一つの空間に集約されることで、無理のない洗濯家事が実現できる、ということですね。」
篠: 「私自身、これを注文住宅ではなくマンションで実現したいという気持ちをかなり前から持っていました。マンションの工事費が高騰し専有面積が小さくなりがちななかで、あえて家事のスペースを取り、居住空間と家族・自分時間の両方を生み出せる、画期的な取り組みだと思っています。」
多様化する持ち物を受け止め、衛生的な暮らしを守る「土間収納」
もう一つの画期的な提案が、玄関からひと続きになった「土間収納」です。マンションの間取りではなかなか実現できなかった「半分屋外、半分屋内」のスペースにも、リアルな生活者の悩みを解決するための工夫が詰まっています。

—— 「土間収納」はどのような背景から生まれたのでしょうか。
篠: 「私自身の経験でもあるのですが、子どものベビーカーやランニングバイクの収納に困っていたのがきっかけです。ベビーカーはなんとか下足入れに入るのですが、自転車をバルコニーに持っていくのが大変なんです。タイヤについた土や泥が家の中に落ちて、家を汚してしまうんですよね。玄関スペースだけではどうしても解決できない、という実体験がありました。」
水上: 「昔に比べて、皆さんの持ち物の幅が広がっていますよね。ベビーカーやキックボードのような外遊びのおもちゃ、キャンプや釣り、ゴルフといったアウトドア系の趣味の道具などが増えている一方で、『花粉や汚れなどを室内に持ち込みたくない』というニーズも高まっています。そのため、そういったモノを専用で置く場所を確保したいという声が非常に多く見られます。」

篠: 「そこで、下足のまま入れる『土間収納』を企画しました。置くモノが多様化しているため、フレキシブルに可動できる棚を採用し、棚板を動かせばスーツケースやクリスマスツリーなどの季節物も柔軟に収納できます。また、雨の日に自転車に乗って帰ってきた際、濡れた雨具や傘を一時的に干せるスペースも設けています。廊下に水滴が滴り落ちるのを防ぎ、汚れ物や濡れたモノを土間で止めることで、部屋の中に持ち込まずに衛生的に保つことができます。」

水上: 「フレキシブルなつくりになっているので、ライフステージが進んでお子さんの遊び道具などがいらなくなったり、趣味のものが増えたりしても、余裕を持って収納できる空間になっていますね。」
モノの「指定席」が日々のストレスを減らし、心に「余白」を生み出す
洗濯家事を集約する「ランドリールーム」と、室内に収まらないものを収納できる「土間収納」。一見すると機能的な設備ですが、これらが「yohack life」の考える「余白」にどうつながっていくのでしょうか。
—— 「ランドリールーム」と「土間収納」は、暮らしにどのような「余白」をもたらすのでしょうか。
篠: 「どちらも『ゆとりをつくり、豊かさで満たす。』という、『yohack life』のコンセプトから生まれた取り組みですが、『ランドリールーム』は、家の中で散らばって時間をかけていた家事を一つの場所に集約することで、家事の時短と空間のゆとりを実現します。一方の『土間収納』は、普通のマンションだとどこにしまったらいいか迷いがちなモノの『指定席』を決めてあげることができます。日々の悩みやストレスから解放され、最終的には『心のゆとり』を生み出すことができると考えています。」

水上: 「普通に暮らして、部屋を整えていたいと思っているのに、いつもソファや廊下にモノが置いてあってなかなか片付かない、という状況が多くのご家庭で起きています。そんななか、本来片付いていてほしかったモノを収納できる場所は、暮らしのゆとりをつくっていく上で非常に重要な空間になると思います。」
篠: 「子どもの外遊びの道具や自転車などは、これまでは『床につかないようにバルコニーに持っていく』ために大人しか片付けられなかったわけですが、『土間収納』があることで、子ども自身に『自転車はここ、遊び道具はここ』と自分で片付ける習慣をつけてもらうことができます。そういった子育ての面でも、ライフスタイルが上向いていくのではと感じています。」
リアルな声を次のカタチに。「yohack life」が描く今後の展望
生活者の声から生まれ、マンションという空間に実装された新しい住まいのカタチ。これまでになかった空間と機能から生み出される「ヨハク」は、日々の暮らしにどんな変化をもたらすのでしょうか。
—— 今後の展開や展望についてお聞かせください。
篠: 「今回実装したこの2つの取り組みについて、マンションを購入・契約された方が率直にどう思われるのかが率直に気になっています。マンションのお引き渡しはまだ先になりますが、実際にお住まいになられて使ってみて良かったのか悪かったのか、お客様のリアルな声をお聞きしたいです。その声を踏まえた上で、次の商品企画に活かし、『yohack life』に反映させていきたいと考えています。」
生活者のリアルな課題に寄り添い、住まいのなかに新しい価値を生み出す大成有楽不動産の挑戦。日々の家事や収納のストレスから解放された先にある、心豊かな暮らしの実現へ。「yohack life」の歩みは、これからも続いていきます。